Workshop on Advances in Text Input Methods (WTIM 2011)に通りました

 IJCNLP2011の併設ワークショップ、Workshop on Advances in Text Input Methodsに投稿していた論文が通りました。今回は同僚の岡野原さんに加え、京大の森さんにも著者に加わってもらい、色々と指摘を頂きました(投稿時の共著者の設定を忘れていたので、なんか単独投稿っぽくなってしまっていますが、こちらはオーガナイザーの方に訂正をお願いしています)。とても勉強になりました。初の英語論文かつ査読付き論文だったので、通って嬉しい。
 何時から公開していいのかわかりませんが、PDFはそのうちどこかで公開します。中身は3月のNLP2011に出した奴を実験をやり直し(データとしてBCCWJを使ったりとか)てリファインした内容になっています。ページ数が増えたので、端折ってた説明を色々詳しくしたら8ページに収めるのが結構大変でした。Viterbi Algorithmの擬似コードとかKneser-Neyの説明とか、書いたけど全部削ったよ…。
 ちなみに、WTIM2011では、プログラム委員にも加えていただきました。査読をするのは初めての経験だったので、そちら側でも勉強になりました。
 先日accepted paper listが公開されましたが、私は聞いたことがなくって予想が付かない以下の2本を特に楽しみにしています。

  • CHALLENGES IN DESIGNING INPUT METHOD EDITORS FOR INDIAN LANGUAGES: THE ROLE OF WORD-ORIGIN AND CONTEXT
  • DIFFERENT INPUT SYSTEMS FOR DIFFERENT DEVICES

 IJCNLPは開催地がタイのチェンマイと日本からはちょっと遠く、しかもWTIMは会議後のワークショップでしかも二日目というやや辛い日程ですが、入力メソッドという珍しい題材での会議ですし、きっと参加する価値のあるワークショップになると思います。まだearly registrationも間に合う(はず)なので、予定と予算の都合がつく方はぜひご参加下さい。会期中にはランタンを飛ばすお祭りもあるらしいですよ。