Sinatra 1.1 出た

 1.0がでた時はエントリを書きそこねたので、忘れないうちに書いておく。

 変更点の中で自分が嬉しいのは

  • before/afterフィルタでフィルタをかける対象のパスが指定できるようになった
  • partial templateのrender時に :layout => false がデフォルトになった
  • 1.9.2で動くようになった

 というあたりかな。1年ぐらい前に微妙な出来のbefore_filterを作ったりしたこともあったけど、これで完全に不要になった。というか、すいません、あのフィルタは自分でも仕事では使っていません。
 Sinatra本体はもうかなり完成度は上がってきていて、マイクロフレームワークで行くのであれば、もう本体としては提供するべき機能はあまり残っていない様に見える。認証まわりとか、細かいところでSinatraを使っていると機能が足りないと感じることが多いけど、そういうのを拡張機能として提供しやすくしていくとか、そういう風に進んでいくのかなぁ。
 あと、これはSinatraだけの問題ではなく、Rubyで作ったWebアプリ全てに言える問題なのだが、Cで書かれた拡張ライブラリを必要とすることがあり、ツールとして配布するのがややめんどくさい。Webサーバの方は多少遅くてもいいならWebRickを使えばいいが、RDBMSを使おうとすると絶対に拡張ライブラリが必要になる。そこだけバイナリパッケージをインストールしてもらえばいいのだが、手順が一つ増えるので、自社で使う分には全然問題ないのだが、お客さんのところにインストールしてもらうときにはこの手順をなくしたいなぁと、インストール作業をするたびにいつも思う。