Re: Re: Sinatra 1.1 出た

 yharaさんから反応を頂いたので、もう少し詳しく書いてみます。

  • お客さんの環境はいろいろで、大抵はRHEL, CentOS, Ubuntuのどれか
  • データ規模は数万件なんだけど、トランザクションが欲しいのでRDBMSを使いたい→手軽なSQLiteが一番良い
    • データベース本体は「入れてください」というと問題なく入れてもらえるのでいいんだけど、Ruby用のドライバを入れてくださいとか言い出すとこっちで手順を用意しないといけなくなるので面倒度が上がる(Pure Rubyなライブラリはインストール手順を簡略化するためにパッケージにバンドルしてしまっている)
  • コンパイラは入ってないこともある
  • お客さんのデータはクラウド上には今は置けない。
    • このあたりの事情は2,3年後にはだいぶ変わってそうな気がするけど…。

 まとめると、せっかくRubyで書いていて依存ライブラリもほとんどがPure Rubyなのに、RDBMSドライバを使っているがために、ちょっとインストール手順がめんどくさくなる(とは言え、手順書が1ページ程度増えるだけですが…)のが惜しいなぁという話でした。手順書を詳しくする以外にもいくつか手段が考えられるとはおもいますが、どれもどこかでひと手間かける必要があって、トータルの手間を考えるとあんまりかわらない。
 ソフトウェアの導入って結構めんどくさくて、その対応で例えば月に2日ぐらい取られると思うと、その16時間を開発にあてられると結構違うよなぁとか、クラウド時代が早く来ればいいのになぁとか、いろいろ考えます。