日本語入力に関する本を書いています

 WEB+DB PRESS vol.64の発売日ということで、雑誌記事の中身がオープンになるので、こちらでも情報をオープンします。
 今、日本語入力に関する本を書いています。出版社は技術評論社で、今秋発売に向けて鋭意執筆中です。
 本のコンセプトとしては、手を動かして実際に作れるようにしたいというスタンスで、話題は思いっきり実装よりに振っています。7割ぐらいはデータ構造と機械学習の話だと言っても過言ではありません。
 カッコウハッシュ、ダブル配列、LOUDS、構造化パーセプトロン、構造化SVMなど、これまでの日本語の書籍にはあまり載っておらず、知りたければ大学のそれっぽい研究室に行くか、自分で論文かブログ記事を探して読むかでもしないと手に入らなかった知識を丁寧に説明してあるところが特徴です。自分が学生時代に知りたかったトピックを詰め込みました。
 また、系列ラベリングに関してこれだけ力を入れた本は、私の知る限り日本語の成書では他にないとおもいます。基礎的なところに力を入れていることもあり、学部生や自然言語処理を専門としない大学院生、社会人の方など、自然言語処理に興味をもっているけれど気軽に読める教科書ないかなー、と探している人にもピッタリの本になる予定です。お楽しみに!