CRFとSVM-Structの性能比較

 以前に系列ラベリングの各種アルゴリズムの比較でCRFが予想外に性能が悪かったと報告している論文の話を見たのだが、今日検索をしていて、"CRF versus SVM-Struct for Sequence Labeling" (S. Keerthi, S. Sundararaja, 2007, pdf) というテクニカルレポートを見つけた。これによると、"Comparisons of Sequence Labeling Algorithms and Extensions" (Nam Nguyen and Yunsong Guo, ICML 2007) でのCRFとSVM-Structの性能の違いは素性関数の違いに起因するもので、素性関数として同じ物を使えば、CRFもSVM-Structもだいたい同じくらいの性能を発揮するそうだ。
 2007年のレポートなので、今更という感じではあるが、一応紹介してみた。