zshでCtrl + 矢印キーで単語移動するための設定

 エディタを使っていると、カーソルキーを狙いの位置へと高速に移動させる事は、仕事の効率に直結するぐらいに重要な事である。さっさとカーソルを移動させて作業を始めないと、考えていたことが頭から抜けていってしまう。
 Emacsだと、Ctrl + 矢印キーで単語単位でカーソルキーを移動することができる。設定した覚えはないので、たぶん標準的な機能なのだろう。これで移動するのはせいぜい同じ行の左右移動ぐらい(それより遠くなるとインクリメンタルサーチを使う)なのだが、意外と使用頻度が高い。
 これをシェルでも使いたかったので設定してみた。以下の2行を~/.zshrcに書くだけでよい。

bindkey ";5C" forward-word
bindkey ";5D" backward-word

 あとはsource ~/.zshrc するか、もしくは新しい端末を立ち上げると、Ctrl + 左矢印キーでbackward-word, Ctrl + 右矢印キーでforward-wordが使えるようになる。ちなみに、bashでもbindコマンドなどで似たような事ができるようだ。
 実は単語単位での移動はM-f, M-bにも割り当てられていて、そちらはzshでもemacs bindingにすればたぶんデフォルトで使えるのだが、個人的にはM-fは押しにくくてあまり好きではない(そしてM-bはもっと辛い)ので、Ctrl + 矢印キーを使うことがどうしても多くなっている。