MacBookにUbuntuをインストール

 MacBookを買った。これでボクもマカーです。
 というわけでUbuntuをインストールしてみた。最初は久々にDebian入れようかと思ったんだけど、水が低きに流れるが如く、楽そうなUbuntuへ…。それでもやっぱり、多少苦労が必要だった。以下に手順をまとめておく。

  1. rEFItをインストール。ダウンロードしてくると勝手にマウントされるので、という拡張子の付いたファイルを実行するとインストーラが起動する。
  2. ターミナルを起動し、diskutilを使ってパーティションをリサイズする。
  3. BootCampをインストールする。
    • しなくてもいいかも。インストールはしたけど、空き容量が足らなくて起動できなかった。

 MacOS上での作業はここまで。rEFItをインストールした際とか、再起動した方がいいかも。ここまでの間にisoイメージをダウンロードしてきておいて、CD-Rに焼いておく。今回はトラブルが嫌だったのでi386版を使ったけど、AMD64版でもいけそうな感じではある。多少の苦労は要るかもしれないけど。

  1. 再起動するとrEFItのメニュー画面が出てくるので、Boot Linux From CDという選択肢を選択する。
  2. なにをするか選択する画面が出てくるが、キーボードが使えないので選択できなかった気がする。数十秒でデフォルト選択肢が実行されてインストーラが自動で起動するので、しばらく待つ。
  3. 普通にインストールする
  4. 再起動するとBoot Linux From HDD的な選択肢がrEFItの画面で出てくるので、それを選択する。
  5. 画面解像度が1280x800に設定できないので、915resolutionをインストールする。aptitude install 915resolutionしてdpkg-reconfigure xserver-xorgするだけでよいかな。

 いったん起動するまでは、キーボード回りがかなり怪しい。特に、MacBook側のキーボードは使えない確率が高い。外付けUSBキーボードを付けてるけど、これもたまに効かない。
 その他、MacBookのキーボードでは「ろ」と「\」のキーが使えない。(他にも使えないキーはいくつかあるけど、プログラミングに致命的なのはこの2つだ。)これを使おうとすると、いまのところはちょっと頑張らないといけないようだ。持ち運びしたいという人でなければ、とりあえずUSBキーボード買ってくるのが手っ取り早い、かもしれない。
 注意点としては、Xの設定でドライバはi810を使わなければいけない。xserver-xorg-video-intelを使うと、画面に縦縞が表示されるだけになってしまった。Alt-Ctrl-BackspaceでXを落とすこともできない。まぁ、デフォルトではi810が入るので、注意するほどのことではないのかもしれないけど。起動するとgdmが立ち上がろうとして、縦縞状態になってしまって再起動、というのを何回も繰り返してしまった。gdmが起動しないようにするにはrecovery modeで起動しないといけないんだけど、そのためにはgrubのメニュー画面を出さねばならず、だけどキーボードは使えたり使えなかったり、というので、愚かにも何回かそんなことを繰り返して3時間ぐらい使ってしまった。
 外部ディスプレイとのデュアルディスプレイがしたかったのだけど、結局よくわからなかった。とりあえず、MergedFBはうまくいかなかった。Xineramaも今のところうまくいかず、結局、外部出力のみを使っている。Berylも動いている。意外とちゃんと動いてるけど、やっぱりちょっと遅い。xorg.confのmanのVIDEOADAPTOR SECTIONにNobody wants to say how this works. Maybe nobody knows ...と書いてあったのにはちょっと笑ってしまった。
 まぁ、そんな感じで、完璧とはいかないが、一応それなりに動くようになった。とりあえず、Core2Duoだからか、コンパイルは速い。快適だ。そしてマシンが熱い。ひざにはちょっと、のせられそうにない。