和田研フォントキットを改善するためにどうすればいいのか考えてみる

 フォントがビルドできると思うと、俄然やる気が出てきた。和田研フォントキットを改善するためにはどうすればいいか。VLGothicにしろ潮待フォントにしろ、人力ですべてのグリフを改善する事は不可能に近いので、自動で改善できる事にはやはり意味がある。ゴシック体が終わったら次に明朝体ぐらいは欲しいしね。
 問題を大きく分けると2つだ。つまり、プリミティブ自体の形と、その組み合わせ方。(プリミティブという用語がWFKでなにを指すのだったか、ちょっと混乱してきた。後で調べる。)プリミティブ自体がおかしいなぁと思うのは、例えば竹冠。魚偏などもおかしいなと思う。「人」とかもバランスが悪い。これは明朝体に合わせて設計してあるからだと思われる。調べてみた限り、hidariの長さを少しカットしてやるとバランスが良くなりそうだ。
 次に組合せの問題。もっとも違和感を感じるのは剪断の「剪」だ。まぁ、滅多に使われない字かもしれないけど。機械科出身なので妙に気になる。
 両方が問題だ、というのもある。例えば、「にすい」の形を直してみたんだけど、フォントを生成してみると、前よりはマシになるものの、どうも意図と違ってくる。組み合わせるときに妙に横に伸ばされているみたいだ。たぶん、組合せ時の変形アルゴリズムの問題なんだろう。これをアルゴリズム的に改善するというのは非常に骨の折れる話だし、なんか割に合わない。潮待のように最初からパーツの位置を完全にパーツ側のファイルで指定してしまうか、それとも人力で多少変形できるようにするか。統計を取ってどちらが低コストかを判断すべきだろう。