ビデオメモリの読み書き速度の非対称性は100倍近い
ビデオメモリへの書き込み速度というのは1.5GB/secぐらいでるが、ビデオメモリからメインメモリへの読み込みは20MB/secぐらいしかでないらしい。たしかに、考えてみれば、伝統的な3Dグラフィック処理を考えてみると、ファイルから頂点データやらテクスチャやらを読み込んでビデオメモリに書き込んで、それをレンダリングするというやり方になるわけで、なんか超ややこしい後処理をしたい、というような場合でもなければ、ビデオメモリからメインメモリへの転送という作業は基本的には必要はないわけだ。使わないところを速くしても無駄に値段が上がるだけでしかないので、リーズナブルな設計であると言える。
しかし、そうすると、大半はGPUで処理できるが、一部だけCPUでなければ処理できないようなややこしい計算をする場合、GPUで処理したあとの計算結果をメインメモリに転送してくるところがボトルネックになってあまりおいしくなさそうだが、実際にはGPUだけでは処理仕切れない、CPUがどうしても必要な処理って、どれぐらいの割合になるんだろうか。例えば、動画再生で、動き補償の計算だけGPUで高速に処理して、その後なんか調整をCPU側で処理する、みたいなのは割とありえるように思えるんだえけど、実際にはどうなんだろう。GPUを使って計算とかしたことがないので、どうなのかよくわからない。