ThinkPad T60へUbuntu 6.06 (Dapper Drake)をインストールした

 まずは普通にインストールする。インストール自体はできるはず。この時点では1400x1050の画面解像度が使えない可能性がある。(手元の環境では使えなかった。)また、カーネルがSMPをサポートしていないので、CPUは一つしか使えない。
 linux-image-2.6.15-23-686 (-686が重要。-386はSMPに対応してないので)を使うとCoreDuoパワーが発揮できる。xorg-driver-fglrxを使うと画面解像度は1400x1050にできる。ということで、この両方をインストール…してみたところ、Xを起動した時点で画面がブラックアウトしてしまい、どうしようもなくなった。理由はなんとなく推測できるけど、間違ってたら恥ずかしいので書かない。
 自力でKernel関連を全部構築し直すという選択肢もあるが、そんな事をするほどの気力があるならDebian使ってるよ。というわけでlaptop iconRunning Linux on the Lenovo Thinkpad T60というページにT60用のKernel関連パッケージがあるので、それを使わせていただく。これを使うことでSMPとfglrxが両立できる。しかし、今度はWirelessLanが動かなくなる。
 起動時にコンソールに「/lib/firmware/ipw3945.ucodeが見つからねぇ」みたいなエラーがでてたので、マイクロコードを探して/lib/firmwareに置いてみる。ネットでも配布されているが、

sudo cp /lib/firmware/2.6.15-23-386/ipw3945.ucode /lib/firmware/

 でOK。ipw3945モジュールを再読み込みするために一旦

 modprobe -r ipw3945

をすると

sh: /sbin/ipw3945d-2.6.17.1: そのようなファイルやディレクトリはありません

と怒られるので、/sbin/ipw3945d-2.6.15-23-386を/sbin/ipw3945d-2.6.17.1にリネームする。今度こそ

 modprobe -r ipw3945; modprobe ipw3945

無線LANが使えるようになる。デバイス名はeth1。

我ながらいきあたりばったりで、進歩のなさに嫌になるなぁ…。

このPCは研究室の備品なので、がんばって環境を整備しても半年後には誰か別の人の手に渡ることになる。次に使う人もLinuxユーザだといいんだけど。