プレゼンテーションで一番重要なもの

 プレゼンテーションにおいて一番大事なものはストーリーである、というのはBeyond bullet pointsに書いてあったことであるが、まったくその通りだと思う。さらに、自分の少ない経験を思い出してみると、多くのプレゼンテーション(というか、なにか話をするという事)において、もっとも重要なのは問題意識の共有だった。これがうまくいったプレゼンはそれなりに受けたし、できなかったプレゼンはぐだぐだになった。自分がこれまでに見てきたプレゼンテーションに関しても、問題をはっきりと述べないものは退屈で、途中で見る気をなくすものが多かった。
 よく「画面の棒読みはいかん」と言われるし、実際良くない事だとは思うのだが、棒読みにならないように工夫をするとかそれ以前の問題で、このプレゼンで問題にしたい事はなんなのかを説明することに心を砕くということが、もっと重要なのではなかろうか。それさえできていれば、(やさしい)観客は多分、話を聞いてくれる。
 まぁ、話を聞いてもらった所で、満足してもらえるかどうかはどれだけ適切な解決法を示せるかにかかっているわけだが、それはまた別のお話ということで。