劣微分を使った最適化手法を紹介しました
新年明けましておめでとうございます、というのもはばかられるような時期になってしまいましたが、今年もこんな感じでのんびりとやっていきたいと思います。よろしくお願いします。
会社ブログの方で、劣微分を使った最適化手法として、FOBOSを紹介しました。線形識別器とは、というところから話を始めたら、実際の論文紹介にたどり着くまでに4回もかかってしまいましたが、何も知らないところからFOBOSでSVMが書けるというところまで、早足ですが一応一通り紹介したつもりなので、FOBOSに興味があるけどまだ論文読んでない、という人はぜひチェックしてもらえればと思います。使えるカーネルは線形カーネルか多項式カーネルぐらいに制限されてしまいますが、実用的なSVMが簡単に作れるというのは結構大きいですよ。ちなみに、FOBOSのところではSVMしか説明していませんが、第2回ではロジスティック回帰をSGDで最適化、というのも載せているので、それとFOBOSの正則化を組み合わせると、ロジスティック回帰も簡単に実装できます。
- 劣微分を用いた最適化手法について(1) 感動の第1回
- 劣微分を用いた最適化手法について(2) 確率的勾配降下法を紹介している第2回
- 劣微分を用いた最適化手法について(3) 正則化と劣微分の紹介で力尽きた第3回
- 劣微分を用いた最適化手法について(4) やっとFOBOSが出てくる第4回
- 劣微分を用いた最適化手法について(完) Cumulative Penaltyについて紹介した最終回